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フクロウラボのリアルなマネージャー像。悩みあり、アドバイスありの「マネージャークロストーク」

フクロウラボで働くマネージャーのみなさん。チーム同士のコミュニケーションは多くても、お互いに話したり、マネジメントについてアドバイスをし合ったりすることは少ないのではないでしょうか。

今回は、フクロウラボのマネージャーの雰囲気や考え方をお伝えしつつ、マネージャー同士の交流も深めてもらおうというクロストークを企画。さっそく、3名のマネージャーの方に登場いただきました。

紙谷夏美さん・・・管理部門人事チームのマネージャー。チームメンバーは2人で、マネージャー歴10ヶ月。
里見政宏さん・・・営業部広告主チーム1のマネージャー。チームメンバーは6人で、マネージャー歴3年。
山本有樹さん・・・事業開発室のマネージャー。チームメンバーは5人で、マネージャー歴10ヶ月。

三者三様、さまざまなマネージャータイプ

──まずは、みなさんのマネージャー像を聞いてみたいなと思います。厳しいマネージャー、優しいマネージャーなどそのスタイルは様々だと思いますが、お互いにどう見えているのでしょうか。まず、管理部門人事チームのマネージャーの紙谷さん。他のお二人からはどう見えていますか?

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▲管理部門人事チームの紙谷さん

里:「寄り添ってるマネージャー」だと思います。これはマネージャーとしてだけではありませんが、いろんな人の話を聞いてあげるのが上手です。忙しい中、話を聞いてあげようと努力しているんだろうなって。

山:全然席にいないのに、1on1のために30分わざわざ外に行っていますよね。重たいミーティング、1on1、重たいミーティング、といった無茶なスケジュールをしてる。頑張って時間を作っているんじゃないかな。

紙:人事としてみんなのサポートをする時期が長かったので、そのスタンスでメンバーにも寄り添いたいんです。でも、実際はあまり声を拾えていないなという反省をする日々です。できていないことや、メンバーが言えていないこともたくさんあると思います。うーん、難しい。

──聞き上手の紙谷さんらしい、「寄り添い型」なんですね。では、里見さんの印象は他のお二人、いかがでしょうか。

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▲営業部広告チームの里見さん

紙:伝え方が上手だなと思います。深さもあるし、ポイントをおさえている感じがして。役割を相手に伝えて、期待を伝えるのが上手で、やる気が出るだろうなと思う。それでいて近すぎない距離感がちょうど良さそう。

山:誰に対してもフラットですよね。距離を置くことも深入りすることもなく、全員に対して同じ深さで関わっている。里見さんとして「俺はこう関わる」というのを決めているんでしょうかね。

里:特に決めていないんですけどね。個性のあるメンバーが多いので、その相手に気持ちよく仕事をしてもらえるにはどうすればいいのだろうと相手ありきで考えるようにはしています。けれど、関わる距離感は、できている自負がなかったので、意外でした。

──ご自身では自覚されていないことも、、まわりから見ると特徴であることもあるんですね。里見さんは「フラット型」といったところでしょうか。では、山本さんは?

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▲事業開発室の山本さん

紙:要所要所で格好いいマネージャー力を発揮するんですよね。いつもは「うぜー」「だりー」と言っているけれど、「山本が言うならそうなんだろう」と思わせる説得力がある。また、メンバーに期待だけでなく、成長ステップまで示せるのはすごいと思います。

里:整理して伝えるのが上手いんですよね。口は悪くても愛があるのがメンバーに伝わっているし、メンバーの活躍を会社に伝えることもできていると思います。そして、羨ましいのが断定できるところ。「これやったほうがいいっしょ!」とスパッと決めて伝えられる。

山:僕、実は真面目なんで(笑)。断定する時は、否定する時が多いかもしれません。いらない仕事をやりたいと言われたら「だめ!いらないそれ!」とハッキリ言う。やらない仕事を決めているので、そういう時はキッパリいらないと伝えています。例えば、マニュアル作りとか。

紙:不真面目なふりをしているけど、真面目なんですよね。

──山本さんはバシっと物を言ってメンバーがついてくる「兄貴型」と言う感じですね。みなさんのマネージャー像がだんだん見えてきました。

マネージャーとして大切にしていること

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──みなさんのマネジメントスタイルがわかってきたところで、大事にしていることを聞いてみたいと思います。毎日の仕事でどのようなことを大事にしてマネジメントをしているのでしょうか。

紙:私は、丁寧すぎるところが裏目に出てメンバーの成長機会を奪わないように気を付けています。自分で正解を探す力を身につけてもらうために、口を出しすぎないように。かといって、黙っていると試されているような気持ちになってしまいますよね。相手を尊重しつつなるべく言葉で伝えることを心がけています。

里:僕は逆で、人の管理や、誰かを見守ることが苦手で、「自由にやれば?」と思ってしまうタイプなんです。なので、メンバーが失敗したり、やっていることがずれてしまった時にちゃんと指摘してあげられる機会を逃さないように気を付けています。僕自身は、人から言われるよりも経験して学ぶタイプなので、細かくフィードバックすることに抵抗があるんですよね。

山:僕は、一年後にこうなってほしいという姿を常に考えながら、コーチになったようなイメージでコミュニケーションすることです。あとは、偉そうにすることと、暇そうにすること。うちの会社のマネージャーはみんな偉そうにしないのがよくないんですよ。「寄り添うように見えてマネージャーが決めるんじゃん」と思われるくらいなら、最初から偉そうにしちゃう。なるべく暇そうにするのは、話しかけやすくなるからです。「競馬見てるんだったら話聞いてください」ってなるでしょ。

ざっくばらんなマネージャー同士の相談会。その行方は?

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──ここまでのお話で、お互いのマネジメントに活かせそうなくらいタイプが違うことがわかってきました。こうなったら、ざっくばらんにマネージャー同士、色々と相談してみませんか?

紙:いいですね。じゃあ私からは、メンバーとの関係値の作り方。相談しやすくなったり、フランクなコミュニケーションが苦手なんです。

里:うーん。さっきの山本くんにならって、暇そうにするのはどうですか?競馬はイメージに合わないから、ずっとインスタ見てるとか(笑)

山:パソコンを開かないというのも結構いいですよ。パソコンを開いていると、話しかけづらいですから。まずは閉じてみるのはどうですか?

紙:みんな忙しそうにしているから、罪悪感があるんですよ。一緒に汗を流さないと、って。

山:コーチだから、メンバーが走ってコーチはチャリンコに乗っているのでいいじゃないですか。

里:僕も一緒に走ってしまうタイプなので、参考になります。

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山:僕が相談したいのは成長とタスクのバランスです。事業の成長を考えた場合と、本人の成長を考えた場合で依頼するタスクは異なりますよね。例えば、「事業成長のためにはAさんにずっと同じ作業をしてもらったほうがいいけれど、それではAさんは成長しない」ということ、ありませんか?

紙:わかります。特に山本くんのチームは新規事業をやっているから、成果が強く求められていて育成に時間が使いづらいのかもしれません。人事チームもそれぞれ役割をつけているけれど、育成という目線ではいろいろな経験をさせてあげたい。難しいところですね。

里:残念ながら僕も同じ状況なんですよ。中堅メンバーが特にそういう状況に陥りやすく、代わりがいないからずっと同じことをお願いしてしまっていたりして。

山:うーん、じゃあ解決せず、かな?

里:マネジメントでの解決策ではありませんが、僕はマネージャーになる前に部署を移動したんですよ。ずっと同じことをやっているのでは成長ができないと自分で言い出しました。マネジメントだけで解決できなかったとしても、メンバーが自身の成長のためにしたいことを相談しやすい環境を作ったり、それを受け入れる体力をチームにつけておく、というのはどうでしょう。

山:なるほど、確かに。

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里:最後は僕から相談を。フィードバックを出すと、ムッとされてしまうことってあるじゃないですか。そういう時ってどうケアしていますか?

紙:フィードバックって難しいですよね。私はびっくりするようなフィードバックにならないように気を付けています。事実に基づいて、「どう思う?」って聞いてみる。自分なりに考えがあってやっていることなので、それを否定しないで相手の感情を聞いてみるようにしています。

山:僕はムっとされたら、無視かな。「うっせ!」って言って終わり(笑)。気にしない。してないことにする。真面目にアドバイスするなら、業務のフィードバックと人間関係を分けるのも大切です。30分くらいフィードバックを出したあと、終わったら「コンビニ行くか!」って切り替えます。それはフォローという意味ではなく、通常の人間関係にスイッチするという意味です。「仕事で出したフィードバックなんだな」とわかれば、わかってくれるでしょう。

里:めっちゃ参考になりました。お二人のいいとこどり、させていただきます。

──今日は色々なお話が聞けて、フクロウラボ のマネージャーのリアルがわかったような気がします。みなさん、いかがでしたか? これからの展望などもあれば聞かせてください。

紙:なかなか話す機会がなかったので面白かったです。暇に見えるように、競馬を見ていこうと思いました(笑)。

里:山本くんや紙谷さんみたいに、メンバーを理解できるように努めていこうと思いました。

山:時々こうして話すの、いいかもしれませんね。今年もあと数ヶ月ですが、楽しく、揉め事もなく、今年一年が終わったら「忘年会いくか!」「イェーイ!」ってなれるような感じにしたいな。

──一年が終わったら、また振り返り会をしてもいいかもしれませんね。今日はみなさん、ありがとうございました!

(写真・文:出川 光)


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