
4時台の早起きも、つい教えたがってしまうのも、チームへの「配慮」から
フクロウラボのエンジニアである高木勇気(たかぎ・ゆうき)さん。彼のこれまでのキャリアやふだんの仕事を通して、フクロウラボが掲げているバリューについて聞きました。フクロウラボが掲げるバリューは、「コトに向き合う」「配慮しあう」「期待を超える」の3つ。高木さんの仕事に生きているバリューはどんなことなのでしょうか。
丁寧な説明をしてくれたのが第一印象のフクロウラボ
——まずは高木さんのこれまでのキャリアから聞かせてください。フクロウラボに入社したのはいつ頃だったのでしょう?
「フクロウラボは入って1年8ヶ月ほどです。新卒では地元の静岡の会社に入りエンジニアをやっていました。その経験をもとに上京し、今度はSESといってIT技術者として企業に常駐する仕事をしていました。これがフクロウラボの一つ前の会社なのですが、かなり古めの技術を使っていたこともあり転職を決めたのです。それで出会ったのがフクロウラボでした。」
——転職する時はどんな基準で会社を探していたんですか?
「自社サービスをやっている会社を探していました。さらに欲を言えば社員数が膨大ではなく裁量が大きいところ。フクロウラボはぴったりでした。」
——裁量が大きいほうがいいと思ったのはどうしてなんでしょう。
「僕が目指しているのは、ひとりで戦えるエンジニア、なんです。例えば何かサービスを立ち上げなければならないという局面に立たされてもなんとかできるような。なので、大きな会社の小さな一部分の仕事を極めるよりも色々な仕事を経験できるほうがよかったんです。」
みんな教えたがり。助けてもらえる環境でチャレンジできる
——会社の第一印象はどうでしたか?
「面接で訪れた時に、システム構成などを質問したらホワイトボードにその場で書いてくれたのを覚えています。そんな風にどんなことでも丁寧に説明してくれたのが印象的でした。その印象は今も変わらないですね。」
——というと、チームも丁寧に教えてくれる関係ができているということでしょうか?
「そうですね。みんな教えたがりなので、誰かが何かを教え始めるとそのデスクのまわりに自然と人が集まってきて、みんなで教えあっているほどです。そういう僕も、誰かが困っていたらついつい教えたくなっちゃう教えたがりです。なんとか助けてあげたいと思ってしまうんですよね。」
——それはいい環境ですね。仕事はどんな風に進めるんですか?
「JIRAというプロジェクト管理ツールにタスクが優先度の高い順にあげられているので、基本的にはそれを上からとっていきます。ひとつのタスクが終わったら次のものをとるという感じで。」
——基本的には、ということは例外も?
「そこがいいところなんです。例えば難しそうなタスクと自分が得意そうなタスクがあれば、得意なものをとるのもよし、あえて難しそうなものにチャレンジするもよし。さきほどお話したように助けてもらえる環境は整っているので、積極的にチャレンジしていけるんです。」
もっと技術を磨くための「4時45分起き」
——高木さんご自身がフクロウラボに持ってきたなと思う文化はありますか?
「ずばり早起きですね。僕の出社は6時半なんです。」
——すごい。何時に起きているんですか?
「最近では4時45分です。慣れてくれば大丈夫なものなんですよ。」
——早起きはもともとやっていたことなんですか?
「もともと朝は早いほうでしたけど、こんな早く出社するようになったのはフクロウラボに入社してからかもしれません。みんなと働くうちに、自分のエンジニアリングのレベルをもっとあげてチームに貢献したいと思うようになって、朝の時間を勉強にあてているんです。」
共通しているのは「配慮しあう」というバリュー
——フクロウラボのバリューの中で、何かお気に入りのものや意識しているものはありますか?
「そうだなぁ。迷うけれど『配慮しあう』かもしれないですね。例えばさきほどお話したエンジニア同士が助け合う場面は他にもたくさんあって、行き詰まっている時に助けを求めやすいミーティングの雰囲気づくりなどにもお互いへの配慮を感じます。僕自身はbizチーム(営業などを担っているチーム)とのコミュニケーションがスムーズになるように積極的に話しかけたりしています。」
——なるほど。全ては相手を思いやるから出る行動ですものね。
「そうですね。どうしてそうしているのかと言われるとたいそうな理由はないんですが、目の前に困っている人がいたら助けたいし、みんなで気持ちよく働きたいですからね。それを配慮とも言うのかなって。」
10年後は自分のチームを持っていたいな、と語ってくれた高木さん。ストイックな姿勢で技術を磨いていくことも、エンジニア同士で助け合うのもひとつの「配慮しあう」という軸でつながっていました。
(写真・執筆:出川 光)