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採用にコミットするのも「助け合い」。仲良しとも馴れ合いとも違う、フクロウラボ・エンジニアチームの文化

ランチの時間にフクロウラボを訪れると、エレベーターに乗り切れないほどの大所帯でランチにでかける様子を見かけます。そう、エンジニアチームのみなさんです。「仲が良いんだなあ」と思っていたけれど、どうやらそれだけではない様子。フクロウラボのエンジニアチームに流れるはたらきやすさの源を人事の目見田さんと深掘りします。

お話ししてくださるのは、フクロウラボで人事を務める目見田 水紀(めみだ・みずき)さん、CTOの若杉 竜一郎(わかすぎ・りゅういちろう)さん、エンジニアチームから川原 在智(かわはら・ありとも)さん、岩元 大地(いわもと・だいち)さんです。

採用にコミットしてくれる、
フクロウラボのエンジニアチーム

お話を聞いた岩元さん(写真左)と、目見田さん(写真右)

──今日は珍しいメンバーが集まりましたね。人事部の目見田さんと、CTOの若杉さん、そしてエンジニアチームから川原さん、岩元さん。

目:ずっとこのメンバーで話してみたいと思っていたんですよ。この3名はフクロウラボのエンジニア採用プロジェクトにコミットしてくださっているメンバーです。自分で言うのもなんですが、本当にエンジニア採用プロジェクトがうまくいっていて。エンジニアでありながら採用に協力してくださるだけでなく、入社した方が気持ちよく過ごせる環境づくりまで考えてくださっている。「なんでこんなに協力してくださるんだろう」と、聞いてみたかったんです。

お話を聞いた若杉さん(写真中央)。

──確かに、エンジニアでありながら採用にもコミットするというのは並大抵のことではないかもしれません。今日の取材でたっぷり聞いてみましょう。それではまず、みなさんはこのエンジニア採用プロジェクトでどんな役割を担っているのでしょうか?

若:僕の役割は、どんな人材を採用していくかの方向性を考えることです。採用計画を立てたり、人材募集の要項を考えてこのメンバーやマネージャーに共有したり。

岩:僕は採用チームの中では最年少な上、ジョインしたのも最近です。そういう目線を生かして採用をサポートしたり、唯一のフロントエンドエンジニアとしてフロントエンドの採用時には面談や面接に出たりしています。

川:僕は、サーバーサイドエンジニアとしての視点で面談や面接に出たり、岩元さんと同じくいちプレーヤーとしてエンジニア採用をよりよくするフィードバックをするようにしたりしています。

お話を聞いた、川原さん。

──若杉さん、川原さん、岩元さんの三名はエンジニアチームの中でも特にエンジニア採用プロジェクトにコミットしておられるんですね。

目:はい、私も含めてこの4名がエンジニア採用プロジェクトのメンバーです。自己紹介いただいた時点で心強いのが伝わってきますよね。

エンジニア採用で重視しているポイントのひとつは「キャラクター」

──フクロウラボのエンジニア採用がどんなものか知るために、重視しているポイントを伺いたいです。

目:会社としては、「素直さ」「責任感」「地頭の良さ」を持っていることを重視しています。その上で、行動指針「Fukurou Way」に沿った行動ができているかを見ています。向上心も大切ですね。常に新しい情報を得ながら技術を磨く意欲があるかも、フクロウラボらしいポイントだと思います。

若:目見田さんの言う通りですね。ひとつ付け加えるなら、どんなキャラクターなのかを掴めることも大事だと思います。面談や面接で緊張して、うまく話せなくても大丈夫。それよりも、どんな人なのかがわかることを大切にしています。

岩:僕が面接をしていただいた時、若杉さんに「キャラクターが見えない」と言われたのを思い出しました。あれは、そういう意図だったんですね。僕は、エンジニア同士で助け合いができる人かどうかも見ています。ひとりで黙々と作業するのが好きな方もいると思いますが、フクロウラボはペアプロやモブプロが盛んに行われる文化。誰かと助け合いながらコードを書くことに抵抗がないかは大切なポイントです。

川:確かにそうですね。フクロウラボはチームメンバー同士でコミュニケーションを取り、まわりを巻き込みながら仕事をすることを大切にする会社だと感じます。知っていることは教えて、わからないことは質問できるような方のほうが、すぐに馴染める印象がありますね。

馴れ合いではなく、心理的安全性

──「助け合い」という言葉が出ましたが、つまり「仲良し」ということなのでしょうか?

若:うーん、ちょっと違うと思いますね。エンジニアチームでは、心理的安全性や助け合う文化と、馴れ合いや仲の良さは違うものだと考えています。仕事をしやすいようにつながりを持つことや、メンバー同士でスキルを磨くのはとてもいいことですが、仲が良すぎて忖度してしまうのは違うなと思います。プロとして一定の距離を保ちつつ、仕事をする上で一緒に前に進んでいける環境を大切にしたいです。心理的安全性とも言えますね。

岩:ジュニア枠で採用していただいた僕は、この文化にとても助けられています。この間もバックエンドでわからないことがあってSlackで声をかけてみると、全員がオンラインミーティングに入ってきてくれて。

川:この助け合いの文化は、フクロウラボのエンジニアらしさの大切な部分だと思います。僕もSlackで助けを求めて、誰も来なかったなんていう経験をしたことがありません。けれど実は、この文化が最初すごく嫌だったんですよ。一人でコードを書いているほうが集中できると思っていたんです。けれど、協力したほうが結局早く進むことに気づき、自分自身も成長できるのだとわかりました。

若:エンジニアが開発に行き詰まると、調べるのに時間がかかってついつい時間が経ってしまうということがよくあります。それならば周りに聞いて解決してしまったほうが効率がいい。また、誰もが気が進まないタスクを複数人でやっつけてしまえるのも助け合いの文化のいいところ。「自信ないんですけど、一緒にやりません?」と言える文化を目指しています。

目:もしかして、採用活動に積極的に参加してくださるのもこの文化のおかげなんでしょうか。

川:そうだと思いますよ。人がいなくて困るのは僕たちなので、それならばみんなで協力して採用を進めた方がいいですから。

岩:僕は、この助け合いの文化への恩返しのような気持ちで採用に参加しています。技術的にはまだまだ助けてもらうことのほうが多いけれど、採用のためのコメントを作成したり、面談に積極的に出ることで何か還元できたらいいなと思っているんです。

目:なるほど。少しずつ、エンジニアチームの採用にコミットしてくれる文化のなりたちがわかってきました。

メリハリのある人間関係の秘訣

──ここまでお話を伺ってみて、助け合いの文化のベースにあるみなさんの関係づくりが絶妙なバランスなのではないかと感じました。忖度はしないけれど、心理的安全性があるって難しいですよね。そのために何か気を付けていることはありますか?

川:ミーティング前の雑談の時間と、ミーティング中で、はっきりと線を引いてコミュニケーションするようにしています。ミーティング中は相手の発言を茶化したりせず、集中して早く終わらせる。話したい時は雑談で、というように。

岩:ご飯を食べている時は砕けて話すけれど、1on1の場では敬語を使うなども気を付けています。僕は最年少なので、特にそうかもしれません。

若:休む時と仕事中をはっきりと分けることかもしれませんね。仕事の話を飲み会で解決したり、ランチ中に仕事のフィードバックをしたりするのは理想的ではないと思います。CTOとして何か大きなことを決める時は業務時間にミーティングをして決めることを心がけていますし、少しくだけたり、長時間のコミュニケーションが必要であれば合宿という手もありますからね。

目:みなさんでランチに行ったりしているので、本当に仲が良いなと思っていましたが、そういう線引きをされていたんですね。

──合宿というお話もありましたが、チームビルディングをする上でなにか効果的だったことや印象に残っているものはありますか?

岩:「レゴ®シリアスプレイ®」は、良かったですね!

川:僕もそれを言おうと思っていました。

──どんなものなんですか?

岩:おもちゃのレゴを使って、専門の外部講師のファシリテーションを受けながら、レゴを使ったチームビルディングのワークショップをするんです。今まで話したことがないメンバーと話すきっかけになりましたし、どう話しかければいいかをチーム全体で理解することができました。

川:「理想のチームは?」という問いがあったのですが、その時にチームメンバーの考え方の本質が見えてきたのが印象的でした。外部講師の方が来てくださったことでいい緊張感が生まれましたし、普段話さないことを話すきっかけになりましたよね。

若:そう言ってもらえてよかったです。あれは、メディアで見かけて自分たちのチームビルディングに良いんじゃないかと思って企画したのです。飲み会で打ち解けるよりも、こういうワークショップなどでチームビルディングすべきだという持論が、合っていたようです。

フクロウラボで行われたワークショップの様子。詳しくはこちらでさらに読めます。

一緒にはたらきたいのはこんな人

──エンジニアチームが大切にしている文化や、仕事を進めやすい環境が見えてきたところで、あらためて質問です。これからフクロウラボのエンジニアチームに入っていただくなら、どんな方に来ていただきたいですか?

若:これまでお話ししたカルチャーに合いそうであることに加えて、いろんなことに興味を持てる方がいいですね。AIの発達が目覚ましい今、細かいコーディングをAIが行えるようになるのは遠い未来ではありません。そういう時に、いろんなことに興味を持って手を伸ばせる方がチームに入ってくれたら心強いです。個人的にも、メンバーの発信に刺激を受けているので、そんな人と一緒にはたらきたいと思います。

川:新しい技術に興味がある方にはとってもいい環境だと思います。やってみたいと手をあげればいいよと言ってくれる文化がありますから。いろんな技術に挑戦してみたい人も、いいかもしれません。

岩:お二人に付け加えるとすれば、「巻き込み力」「巻き込まれ力」がある方もいいなと思います。フクロウラボではたくさんの「巻き込み」が日々起きているので、それを上手に楽しめる方がいいのではないでしょうか。

目:ありがとうございます。一緒に採用を進めている私から見ると、チームワークやコミュニケーションが好きな方がやっぱり合いそうだなとおもいます。最近では、雑談の時にいじったり、いじられたりするようなやりとりを見ていて、楽しそうだなと思っていました。この3人をはじめ、採用にコミットし続けてくれるエンジニアチームのために私も仲間探しを頑張りたいと思います。

(写真・文:出川 光)

〜フクロウラボは一緒に働く仲間を募集しています〜


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