2025年は飛躍前夜の熱い年。“気合い”を新たにしたフクロウラボ代表・清水さんが語る1年
2024年もあと1ヶ月。今年フクロウラボは11年目を迎えました。毎年、期が切り替わり年末が近づいた頃に行う、フクロウラボの代表、清水翔さんへのインタビュー。昨年は、「2024年は楽しみながら、良い仕事をする1年に」と語り、その鍵を「パートナー戦略」と語っていただきました。さて、実際の2024年はどんな年だったのでしょうか。そして、2025年にかける思いとは。
後半にかけ事業を伸ばし、
ポジティブなモメンタムで終わった1年
──毎年恒例のこのインタビューの季節がやってまいりました。昨年は「苦しい時も多い1年」と2023年を振り返った清水さんでしたが、2024年の事業はいかがでしたか?
去年に続き、上半期は芳しくない時期が続きましたが、下半期は会社として良い兆しが見えてきた1年でした。昨年、既存事業の立て直しにエネルギーを割いたのが実を結んだのだと思います。
並行して、Glossom株式会社様と共同でアドプラットフォーム「GF Rewards」の提供を開始するなど、パートナーシップを組んだ形の事業を開始することもできました。
総括すると、年間で見るとまだ頑張りどころはあるものの、下期にかけて予算、アクションともに結果が見えてきた、ポジティブなモメンタムを感じる1年だったと思います。
──昨年のインタビューでは、この「パートナー戦略」が、今年目指すことのひとつだとお話いただいていました。それが見事叶ったのですね。
まだプレリリース状態ではありますが、これからどのような結果が出るのかが楽しみです。ひとつめのパートナーシップ戦略が始まったことで、営業同士の連携はどのように進めればよいのか、事前に定義しておくべき要件、お客様からの反応など具体的な課題が見えてきました。改めて、提携する相手へのリスペクトを忘れず、期待するゴールを定義しながら進むことの大切さを実感しているところです。
今後も多くのパートナーシップ戦略を実現させるべく、さらに多くの会社様とお話ししたいなと思っています。
7月から事業推進室を新たに設置。
会社の縦と横をなめらかにし成果を出やすくする
──組織の面ではいかがでしょうか。
前提として、2024年は新規事業ではなく、売り上げのコアである既存事業に集中する方針を掲げていました。これを反映し、組織の面では、これまでの事業開発室をあらためて「事業推進室」とし、7月から役員になった山本さんにそのリードを任せることになりました。
この部署は、経営と現場、部署間の橋渡しをする部署として、営業部を中心に既存事業の売上成長を後方支援することをメインミッションとしています。営業部門、プロダクト企画部門では拾いきれないボールを拾い、会社の縦と横をなめらかにすることで全社の成果が出やすくなる働きをして行く予定です。
これによりKPI管理の質が上がるなど、早速実績も出始めています。また、この室の設立により、先ほどお話ししたパートナーシップ戦略の成功確率も上がると考えています。
コミットメントを強く求める必要を再認識。
“清水がすごく良くなった”1年
──清水さん個人としては、この1年はどんなものでしたか?
苦しい期間を経て、“清水がすごく良くなった”1年だったと思います。思うように結果が出ず、新規事業の撤退など苦しい決断をしなければなりませんでした。それにより事業の整理や組織改変などを行ったことで、改めて何を目指し、何を従業員に求めるかを考えさせられました。
フクロウラボが目指すのは、お客様にいい価値提供をすることです。そのためには、フクロウラボは“強い集団”でなければなりません。そのためには、従業員皆が役務を全うし、より早く、より多くの顧客に価値を届ける必要があります。これは今年だけでなくこれまでも変わらず目指し求めてきたことですが、私の中でそのコミットメントのレベルが一段上がりました。
こんな僕にも、長く会社を運営する中で、従業員に気を遣ったり、顔色をうかがってミッション達成へのコミットメントが最優先ではないことがあったのではないかと自身を省みたのです。
目指す目標から逆算して、会社のミッションを守らなければいけない。そのために、会社に流れる時間を速くすること。それぞれの部門のミッション達成を、社長である僕が強く要求していることをメッセージングする必要があることを実感しました。
一人一人が役務を守り、社長である僕が掲げた旗についてきて欲しい。この気持ちが一段強くなったのが今年の9月から10月のことです。現在、自分にも他人にも厳しく、高い水準を保つことを求められる今の状態がとてもヘルシーだと感じています。
2025年は、2026年にかけての飛躍を支える1年。
高い集中力と気合いで勝ち筋を見つける
──今年も残すところあと1ヶ月と少しです。気持ちを新たにした今、来年をどのような1年にしたいと考えていますか。
3ヵ年計画では、2025年の10月から1年間で大きな成長をすることになっているので、来年はその伸びを生む構造をつくる1年にしたいと思います。採用や新規事業などさまざまな面で綿密な準備をし、これからのグロースを支える1年になる予定です。
パートナー戦略については今年に引き続きさまざまなアライアンスを仕掛けていきます。既存事業については営業を強化し、一人で売り上げを伸ばせるエースの教育、採用を行う予定です。また、全ての部門でより多くの打席に立ち、検証をより多く行い、来期注力する勝ち筋を見つけたいと思います。
──勝負の1年ですね。この1年の勝負を一緒にするなら、どんな人と働きたいですか。
さきほどお話しした通り、社長である僕が高い集中力と気合いに溢れているので、そういうエネルギーがある人や自己変革したい人はきっと楽しいはず。周りに伝わりやすい情熱を持った人でも、静かな情熱を持っている人も問いません。今の従業員も、新たにフクロウラボに仲間入りしてくれる人も、同じバイブスを持っている人にとっては、きっと楽しい1年になるはずです。
(写真・文:出川 光)
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