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選考過程で料理づくり!?お互いのありのままを伝え合い、入社後の『こんなはずじゃなかった』を減らす取り組みをご紹介します

フクロウラボ広報担当の紙谷です。わたしたちはバリュー『コトに向き合う』を掲げ、採用活動でも本質と向き合っています。よく面接にお越しいただいた方やエージェントさんから「ユニークですね」と言っていただける取り組みが、入社後のアンマッチを減らす効果を生んでいるので、参考になればと思いご紹介します。

長い

「フクロウラボさんの選考フローは長いですね…」とたまにエージェントさんにグチられます(笑)。

ざっくり以下のような流れでやっています。

1.初回面談(代表 or CTO)
2.料理部、達成会など社内イベントへの参加
3.配属予定部署のメンバーとランチや会食
4.最終面談(代表)

これにプラス、状況によってもう少し増えたりもします。人によっては選考に手間がかかると思われるかもしれません。ですが、これだけやるには譲れない理由があります。その理由は後で書きますが、まずはユニークな取り組みと言われる『料理部』について説明していきます。

え、オフィスで料理するんですか?ケータリングとかじゃなく??

まぁ、だいたいこんな感じで驚かれます。。はい、オフィスで料理、するんです。

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料理部という名の、メンバー自由参加のオフィス内で料理を作って食べる会を隔週で開催しています。もともとは、数年前に開発チームのリリース慰労会として始まりました。当時は創業から浅く売上もあまりなかったので、外食せずに会社でごはん作っちゃおうぜ!ってノリで。。。

真面目な話をすると、チームビルディングも兼ねています。現在は従業員数が約50名に増え、ワンフロアで仕事をしていても業務上の関わりがないと、全員と頻繁に話すのは物理的に厳しい規模になってきました。一緒に餃子を包んだりしながらたわいない話をするのは、とても良い機会です。

特別広いキッチンがあるわけではなく、狭い給湯室を駆使して協力して調理をしているので、なおさらチームワークや推進力が試されます。もっと色んな会社でやったらいいのになと思ってます。このあたりで悩んでいる組織にはオススメしたいです。運用のコツとか起きてくる課題とかは、これまでの経験を還元できると思うので、福利厚生やチームづくりについて興味があればご連絡ください!

会社の隅っこで気を抜いている人とかをちゃんと見てほしい

これ、実際私が初回面談で代表に言われた言葉です。

選考を進める過程でタイミングが合えば、採用候補者の方にも料理部に参加してもらっています。ここでは、だいたい会社の半数くらいのメンバーと会うことになります。目の前に現れてお話をしているメンバーは、もしかしたらいつもよりちょっとよそ行きな顔をしているかもしれません。

お互いの飾らない部分を見せ合いたいので、会社の隅々まで自由に見てもらっています。まだ残ってデスクで仕事をしている人も、ゲストとは違う輪でいつもどおり雑談をしている人もいます。

(一緒に働くかもしれない未来のメンバーへ)
本来の会社の姿を、あなたの価値観を通して見てください。そして、一緒に料理を作りながら、あなたのことを教えてもらえると嬉しいです。

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面談の目的は『互いの価値観を伝え合うこと』がゴール

お互いに貴重な時間をかけて未来について検討し、人生の一部を預けて入社していただいた結果、以下のようなことが起きるのが一番悲しくお互いが不幸です。

▽新メンバー:こんな会社だと思っていなかった。入社してみたら想像していたのと(面接で聞いていたのと)ぜんぜん違う
▽会社:面接ではあれもこれもできる、こんな人間だと話してくれたが、一緒に働いてみたら期待値とのズレが大きい。一緒に働いているメンバーも楽しくなさそうだ

シーソーひよこ

これは、絶対に避けたい。そのために、向き合って納得いくまで価値観を伝え合う。これが、選考過程が長い理由です。お互いにとって必要だから、やる。以上。

本来の、ダサい自分を伝え合う。弱さがあっていいんだよ

このようなアンマッチが起きてしまうのは、お互いの自己開示不足が原因であると考えます。面接でつい、自分のイケてる瞬間ばかりを切り出して伝えてしまう。会社側も、素敵ポイントを強調し、候補者に良い格好をしてしまう。人は本来、ダサい部分や弱い部分があるものです。企業側だって、誰にとっても完璧な会社なんてありません。面接で格好悪い部分を伝え合うなんて怖いかもしれないけど、それが期待値のズレを生むのです。伝える努力、大事。

料理部後も、選考はまだまだ続く

フクロウラボでは、こうやって会社のカルチャーをなんとなく感じ取ってもらった上で、一緒に働くことになるメンバーとお互いを伝え合う場として、料理部参加後にはランチや会食の機会を用意しています。だいたい4-5人でご飯を食べながら、実際の業務の説明など、具体的な話をすることが多いです。お互いに判断材料がだいたい揃ったら、最終面談に進んでいただきます。

こんな調子で、終始面談では互いのことをちゃんと知ろう、というのをコンセプトにしています。これには社内メンバーの協力が不可欠なので、みんなには本当に感謝しています。いつもありがとうございます。

おかげで、このフローで入社後1年以内などに離職した方は今までおらず、入社後にギャップを聞いてもほとんどの方が想像通りと話してくれます。カルチャーフィット8割:スキルセット2割の採用を続けている弊社だからこその施策と言えそうです。これからも試行錯誤しながら、会社/個人がフェアに幸せな組織づくりをしていきたいと思います。

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おまけ。この煮込みハンバーグ、激ウマでした。