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人と関わることが苦手な2人が、マネージャーをやっている話

2020年夏ごろから約3ヶ月間の研修とミーティングを重ねて、マネージャーの期待役割を明文化しました。
2人そろって普段から物静かなタイプのマネージャー里見政宏(さとみ・まさひろ)さん、武田舞樹(たけだ・まいき)さんにインタビュー。この期待役割ができて、どのような変化があったのかきいてみました。
(写真左:里見さん、写真右:武田さん)

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マネージャーになって、起こった変化

——マネージャーの期待役割ができて、特に意識するようになったことは?

里見:人の考えに興味が出てきた。

——え?今まではどうだったんでしょうか。

里見:まだマネージャーではない頃は、会社の福利厚生や制度について、こうしたい、こうあるべきみたいなものは何もなかった。でもマネージャーになって、この制度についてチームメンバーたちはどう思うんだろう?と考えるように変わってきました。

武田:僕も、視座が変わると見えてくることも変わり、意識することが増えました。

——具体的にマネージャーとしてやっていることは?

武田:メンバーのやりたいことを経営陣に伝えなければならない立場になり、チームメンバーはどう思っているのか1on1で聞き出しています。

里見:武田さんも僕も、あんまりメンバーと喋るタイプじゃない。でも僕がチームを持った頃、武田さんはすでに先輩マネージャーとして、メンバーと雑談して心情を聞きだしていたのを見ていました。

——さすが、先輩。里見さんはどのような取り組みをしていますか?

里見:チームメンバーとよく話すようにしています。リモートワーク中はどうしているか、状況も分かりにくい。そこでSlackの一行で済むような内容でも、敢えて電話をかけて雑談もします。他のマネージャーがやっている取り組みを真似したんですけどね。

武田:里見さん、人に興味が出てきたね。

里見:チームメンバーが、どのような打合せをしているか自然と気になるようになってきました。別チームの人からメンバーの評価を聞いたりして、人を頼って聞くことが増えました。

悔しい思いから、学んだこと

武田さん2枚目の写真

——昔の武田さんは、人見知りっぽい感じでしたよね。今はコミュニケーションが上手!

武田:いや、スタンスは変わらないです。できることなら、話したくない(笑)。でもそこは、マネージャーという役割が変えてくれました。
過去には、自分なりに向き合って育てていたメンバーが突然辞めてしまった時、悔しい思いをしました。よかれと思って言っていたことが、全く伝わっていなかった。直接、感謝されることも無く去ってしまった。
そんな悔しい経験もあり、信頼関係を築くことが大切だと思いました。お互いに信頼関係があり、メンバーの性格や強み弱みを考慮したコミュニケーションができるようになってから、サポートやフォローすることが楽になりましたね。

マネージャーになって感じていること

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——フクロウラボのマネージャーとは?

武田:業績も大事ですが、働く人に対してフォーカスする役割の優先度が高いと思います。チームメンバーとマネージャーの関係だけではなく、チーム内で支え合うとかサポートできるように、相互理解を深める。マネージャーとして、チーム作りを求められている段階だなと思います。

里見:マネージャーは会社のエンジン的な感じ。エンジンが強くかかれば、速く走れるようになると思うので、僕らマネージャーが強くなれば会社も大きくなれる。チームや会社が成果をあげるための原動力です。

——今、悩んでいることはありますか?

里見:フィードバックもらわなくなったな。武田さんは、最近誰かにフィードバックをしてもらいましたか?他のマネージャーはどうなんだろうと気になっていました。以前は先輩と打ち合わせに行くと振り返りやアドバイスの言葉があったのに、機会が無くなってしまった。

武田:確かに!分かる。清水さんと1on1をしても、チームメンバーの話題になり、自分に対してのフィードバックはない。自分が合っているのか、迷うことがあります。

——反省点や良いところは、他人から言われたほうが響きますからね。みなさん、時々マネージャーにもフィードバックお願いします!だそうです。

里見さん2枚め


——マネージャーとして、これからやっていきたいことは?

武田:会社が大きくなるにつれて、マネージャーの役割を担う人が増えてくる。現メンバーがマネージャーになれるように、成長にコミットするのが必要だと思っています。

里見:売上で成果を出したいのはもちろんあります。さらに、みんなが楽しく働ける状態、やりたいことができている状態を作れているのがいいな。メンバーの希望を叶えたり、フォローするために、自分の引き出しを増やして的確なアドバイスができるようになりたい。

みんなのことを想って理解しようと歩み寄ってくれる姿勢が優しい。フクロウラボのマネージャーは、隣に並んで支えてくれる心強い存在です。

(文章:中村 恵子)