自分らしく仕事を楽しんでほしいから。フクロウラボ流、7つの入社オンボーディングを紹介します
フクロウラボ広報担当の紙谷です。あと2週間ほどで新年度が始まりますね。4月から新しい会社へ入社し、人間関係や生活環境がガラッと変わるという方も多いのではないでしょうか。
フクロウラボでは、入社いただいた新しい仲間にポジティブな環境で仕事に取り組んでほしい、そうすることで業務に向き合いやすくなり、良質なアウトプットができるはずと考え、受け入れ体制の整備にも力を入れています。この2年ほどアップデートを続けている『入社オンボーディング』について、なにをやっているかまとめてみました。
フクロウラボのオンボーディング定義
オンボーディングとは、『on-board』つまり『船や飛行機に乗っている』状態を表す形容詞から派生した造語で、企業による新規採用者の受け入れプロセスのこと。フクロウラボでは以下のように定義しています。
新しい職場でまず足枷となることは『わからない』というストレス。
入社後あるあるかもしれませんが、これ、地味にしんどいですよね。新メンバーが活躍できる環境を作り、組織に定着するためには
の2つを『仕組み化』することがポイントだと考えています。精神論で『現場でやっておいてね!頑張れ!』だけでは辛いので、『仕組み』を作ることは大事。
何をしているか
では何をやっているのか?というところで、実際のオンボーディング施策をご紹介します。
《1.選考過程でメンバーと直接触れ合う》
これは選考段階で実施しているため、入社オンボーディングには含まれないかもしれませんが...。1次選考後に料理部や採用ランチなどに参加いただき、既存メンバーと直接話す場を持つことを提案しています。実際にどんな人達と働くのか知った上で、会社の良いところも伸びしろも見極めていただきたいと思っています。詳しくはこちら↓
《2.入社前から全力で情報開示》
内定後、入社準備と同時進行で入社後に使うアカウントを共有しています。すでに仲間であるという前提のもと可能な範囲で情報を開示し、主体的にキャッチアップしてもらうためです。メールやチャットで社内外のリアルな会話を見られたり、社内Wikiのような資料コンテンツも閲覧できます。入社前からチャットで会話に参加してくれる人もいます(笑)。
《3.入社前日メールは丁寧に》
特筆すべきトピックスでもないですが、挨拶はコミュニケーションの基本です。『明日からよろしくね』の気持ちと共に、初日のタイムテーブルとオリエンテーション資料を共有しています。入社初日って、何をするのか意外と気になると思うんですよね。安心して出勤してほしいという少しばかりの配慮と、ウェルカムランチがあるからお弁当持ってこないでね!という意味も込めて送っています。
《4.三方向からの入社オリエンテーション》
フクロウラボのオリエンテーションは3種類あります。入社初日と2日目で、計3~4時間ほどかけて行います。
▼その1:代表清水さんのオリエンテーション
入社直後のメッセージングって、とてもインパクトが大きいです。なので、会社のカルチャーやバリュー、仕事をする上で大切にしているスタンスなどを、トップメッセージとして最初にお届けしています。清水さんは、暑苦しくはないのに、淡々と話す裏に潜む熱量がすごいです。社長としての考えをきちんと言語化/図式化し、常にアップデートした状態で受け取ってもらっています。
▼その2:人事オリエンテーション『Welcome Pack』
システムツールの使い方や各申請方法などの社内ルール、イベントや部活の紹介など、メンバーに知っておいて欲しい情報を『Welcome Pack』というオリエン資料に詰め込んでいます。ここでも、『あなたに早く楽しく活躍してほしいから、「わからないストレス」はできるだけなくして、遠慮なく羽ばたいてね!』という気持ちで話をしています。資料の中には『メンバー紹介カード』という既存メンバーのキャラクターが伝わるような自己紹介カードも入っているんです。メンバーが増えてきたことと、キャラクターが伝わりやすいため、入社後の数週間は重宝したと好評です。この『Welcome Pack』は現在も、新メンバーの声を聞きながら、必要な情報を足し引きしてアップデートし続けています。
▼その3:Mgr陣からの事業説明オリエンテーション
ビジネスモデルや事業優位性をお伝えした上で、入社直後の業務/そこから広がっていく業務が、一体何のためのものなのかを理解いただける内容になっています。1つひとつの業務に意味があることを最初に知っているといないとでは、将来的な成長や成果に大きく差がついていくためです。また、『会社としてあなたにはこんな役割を期待している』ということを最初にしっかり伝えることも大切にしています。組織の一員としてどのピースをはめていくべきなのかをすり合わせ、全員でひとつのパズルを完成させる。全員がそれぞれのユニークなスキルを発揮して、より良い価値提供を目指しています。
《5.入社後5日は引っ張りだこ!?なウェルカムランチ》
オンボーディング施策の中で一番好評なのがこのウェルカムランチ。新メンバーが入ると早いもの勝ちで、入れ代わり立ち代わり色々なメンバーでランチに行っています。もちろんランチ代は会社負担。特に他部署のメンバーとは入社後すぐには話す機会が少ないものですが、ウェルカムランチで気軽にはじめの一歩を踏みだせていると感じます。美味しいし楽しいし一石二鳥ですね。これからフクロウラボに入社していただく方は、入社1週間程度はランチに誘われまくることを覚悟してください!(笑)
《6.コミュニケーションを加速する、ライフラインチャート発表》
この施策は、本当におすすめです。何かというと、ライフラインチャートとは、こういうやつです。
これまでの人生で感動したこと、テンション上がったこと、ハマったものや悔しかったことなどをチャート化して発表してもらっています。自己紹介で名前や前職どんなことをしていたか話してもらうだけでは、その人のキャラクターまで深く知れないこともあります。でも、これまでの人生をチャートにすると、面白いほどその人の『人となり』が見えてくるんです。バックグラウンドを知ることで理解が深まり、その後のコミュニケーションが円滑になっています。
これ本当にオススメなので、そのうち詳細をまとめて別記事で共有させていただきたいと思います。
《7.コンシェルジュのような役割を担う、人事1on1》
入社して慣れるまでの心理的安全性を担保するため、入社2週間後/2ヶ月後に人事との1on1を実施しています。要は『何か困ってない?何でも聞いて~!』という場です。具体的な業務についてはメンターが一番の問い合わせ先となりますが、それ以外の会社のシステムやカルチャーなど気になることをなんでも聞けるコンシェルジュ的な立ち位置として、受け入れ体制を作っています。
アップデートし続ける
組織が大きくなるにつれ、入社段階で伝えておきたいメッセージは変化していきます。そして根幹として揺るぎない、変わらない部分もあります。フクロウラボの入社オンボーディング施策はまだ導入して2年ほどでまだまだ改善余地があると思っています。定期的に振り返り、既存メンバー/新メンバー双方の意見をヒアリングしながら現在もすくすくと成長中です。