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フクロウラボを勝たせたい。シニアマネージャーになり見えてきた営業部門の今とこれから

フクロウラボにアルバイトとして入社し、会社の成長とともに自身も成長を重ねてきた、里見 政宏(さとみ・まさひろ)さん。2024年4月よりシニアマネージャーに就任しました。新たなフェーズを迎え、仕事に対する意識はどのように変化しているのでしょうか。これまでのキャリアを振り返りながら、営業部門とフクロウラボの現在と未来についてお話を伺いました。

アルバイトからシニアマネージャーになるまでの道のりと気持ちの変化

──まずは、これまでのキャリアを教えてください。里見さんがアルバイトで入社した当時のフクロウラボは、どのような雰囲気でしたか?

私が入社した頃のフクロウラボは、正社員が15〜20名弱でアルバイトは私を含めて3名。オフィスはマンションの一室でした。現在のような制度や組織体制はなく、代表の清水さんとメンバー全員で売り上げを伸ばそうと懸命に営業活動を続けていました。不安定が故にひとつの案件も落とせないという気迫があり、スタートアップらしい緊迫感のある雰囲気でした。

──入社から7年が経ち、アルバイトからシニアマネージャーになるまでを振り返って、気持ちの変化はありますか?

アルバイトとして入社した当時は、正社員になることに興味がなく、営業の仕事に対する意識もあまり高いとは言えませんでした。しかし、会社の成長のために真剣に働くメンバーに刺激を受け、次第に「正社員になって、営業の仕事を続けたい」と思うようになりました。
入社して2〜3年目にトレーナー制度が導入された時も、最初は興味が持てなかったのですが、いざトレーナーとしてメンバーのサポートを担当してみると、メンバーとの関わり合い方を考えるようになり、とても勉強になりました。

シニアマネージャーに就任したのは、長く広告主の営業チームのマネージャーを続けてきた経験はもちろん、代表の清水さんや営業部長の矢継さんからの「シニアマネージャーになって、一緒にフクロウラボを成長させてほしい」と声があったからです。ひとつ視座を上げて営業の仕事を考えてみようと、この役目を引き受けることにしました。

インプットと経験則でマネジメント能力を磨き、働きやすい環境を整える

里見さんと、営業部長の矢継さん

──シニアマネージャーの仕事内容について、教えてください。

マネージャーの仕事であるチームマネジメントに加え、海外営業・国内営業チームを含めた広告主の営業チーム全体の強化を目指し、体制を整えるのが現在の仕事です。

──仕事の仕方に変化はありましたか?

自らのチーム以外のマネージャーやメンバーに目を向けるようになり、マネジメントの仕方が変化しました。例えば、これまではメンバーに私が直接声をかけアドバイスをしていましたが、シニアマネージャーに就任してからはマネージャーを通してフィードバックをしてもらっています。メンバーだけでなく、マネージャーの成長機会も生み出せるよう、工夫するようになりました。

また、改めてマネジメント能力を磨かねばと思い、清水さんから紹介された書籍を読んでみたり、新たに導入されたグロービスのオンライン学習コンテンツを活用してみたり、インプットを続けています。メンバーやマネージャーの特性に合わせて的確なアドバイスができるよう、マネジメントスタイルの引き出しを増やしたいと思います。

──シニアマネージャーとなって、新たに身につけるべきスキルや経験が見えてきたのですね。これまでのキャリアが活きる場面もあるのではないでしょうか。

そうですね。アルバイトからシニアマネージャーへと、さまざまなポジションを経験してきたからこそ、メンバーに対し説得力を持ってアドバイスできる場面も多くあります。
これまでに何度か、「営業のマニュアルが欲しい」とメンバーから相談を受けたことがありました。しかし、私がフクロウラボの営業を見てきた経験上、マニュアル通りの営業でスキルアップできた人はいませんでした。マニュアルに頼る前に、まずは自分に何が足りないのか。どうしてマニュアルを必要とするのかが分かっていないと、マニュアルがあったところで知識やスキルを吸収することはできず、成長につながらないと、メンバーに伝えています。

また、私自身が今もフロントに立って営業を続けているので、現場の仕事に対する相談をしやすいのではないかと思います。営業メンバー同士の会話に参加する機会も多く、そういった時に耳に入ってきた小さな不満や意見は丁寧に拾い上げ、橋渡し役として部長の矢継さんや会社側に伝えるよう心がけています。そうして少しずつ会社の制度や業務フローを改善し、営業メンバーが働きやすい仕事環境を整えていきたいです。

新メンバーが変革の要。一丸となって難題を乗り越える強いチームを作る

──現在の営業部門の雰囲気はいかがですか?

まだまだメンバーごとに仕事に対する意識にバラつきがあり、営業部門全体で同じ方向に進んでいく一体感をもっと醸成できるはずだと感じます。

その前向きな雰囲気を作るために、まずは私自身が難題を乗り越えられると信じ込むように意識しています。自身が「やれる!」と思っていないことを、メンバーに「やれる!」とは言えないので、できるだけネガティブな考えは振り払おうと心がけています。

また、前向きな思考を持った勢いのあるメンバーを営業部門の中心に置き、そのメンバーをサポートすることで営業部門全体を活性化させようと考えています。
要となりそうなのは、竹下兼誠さんや大宗里奈さんをはじめ、直近で入社した新しいメンバーたち。年齢が若く、とてもエネルギッシュで、彼らが営業部門の雰囲気を変えてくれるのではないかと、よい兆しを感じます。新しいメンバーは、「もっと頑張りたい!」「マネージャーになりたい!」と言葉で熱意を表してくれるので、中堅のメンバーや私自身もポジティブな影響を受け、彼らに負けないよう気持ちを新たに頑張っていくつもりです。
そして、シニアマネージャーとして情熱あるメンバーを全力で支援し、一丸となって難題を乗り越える強固なチームワークを持った組織を作り上げたいと思います。

負けの理由を勝ちにつなげて、フクロウラボを最高の会社にしたい

──個々の意識とチームワークを強化した営業部門で、これから挑戦したいこと、成し遂げたいことはありますか?

営業部門で組織的に結果を生み出し、部長の矢継さんや代表の清水さん、ひいてはフクロウラボを成長させ、会社を次のステップに引き上げたいです。自分の働きで会社や私を育ててくれている方々を「勝たせたい」と思うのです。

私が仕事をする上で大切にしているモットーに、野村克也さんの「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」という名言があります。何かに勝つ時には運などの不確定な要素が含まれることもあるけれど、負ける時には絶対に何かしらの理由があるという言葉です。私はここから、今のフクロウラボをさらに成長させるヒントを見出しました。「負け」の要因になるものをひとつでもなくしていけば、少しずつ「勝ち」に近づいていくことができるのではないかと考えたのです。

現在の営業部門には、スキルの底上げや意識改革の必要性など、伸び悩む理由がまだまだあります。「負け」の理由をひとつひとつなくすため、結果にコミットすることが、営業部門からフクロウラボを「勝ち」に導く近道なのではないかと思います。

──最後に、フクロウラボと成長をともにしてきた里見さんが思い描く未来について、教えてください。フクロウラボを今後どんな会社にしていきたいですか?

長くフクロウラボに勤めて感じるのは、メンバーの人柄の良さ。部門の垣根を超えて会話する機会が多く、役員の方々を含めメンバー同士の関係性が心地よい職場だと思います。この良さが変わってほしくないというのは、アルバイト時代からフクロウラボを見つめてきた私の願いです。

また、これからは私たち営業部門が世の中に評価される数字を作っていきたいと考えています。会社の良い雰囲気はそのままに、しっかりと結果も出す。そんな、“最高な会社”に成長していけたらと思います。

(写真・構成:出川 光  文:日比 佳代子)

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