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創立20年目でハタチを迎える時も、フクロウラボは必ず続いている

成人の日から始まった今週、ハタチ、つまり創立20年目を迎えるフクロウラボについて代表の清水翔(しみず・しょう)さんに話を聞いてみました。今年と、20年後のフクロウラボについて。

インタビュアー:出川 光

二十歳の時の僕

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──清水さんはどんな二十歳だったんですか?

大学に行きながら音楽イベントを運営するアルバイトなどをして、過ごしていました。今に通じていることがあるとしたら、インターネットは好きな方だったかもしれないですねmixiで人と人がつながることができるコミュニティの可能性のようなものに面白みを感じていました。

──イベントの運営も会社の経営につながるところがありそうだし、清水さんらしいエピソードです。つい先日成人式があったばかりですが、二十歳の人のポテンシャルがあるとしたらどんなことだと思いますか?

フクロウラボで働くことに限って言えば、そんなポテンシャルはない!......って書いておいてください(笑)。僕は働くことに対して二十歳も三十歳も同じだと思っているので。

二十歳のフクロウラボは必ず続いている

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──本題の、フクロウラボが二十歳を迎える時についてお話を聞いていこうと思います。フクロウラボは2013年に創業されたんですよね。

そうですね。なので今年で8年目になります。

──フクロウラボが20歳、つまり創立20年目を迎える時のイメージはしていますか?

ありますよ。前々から社内で「2040年まではフクロウラボを続ける」と宣言しているんです。だから20年目を迎える時も必ずフクロウラボは続いています。

──それはどうしてなんでしょう。

その方が楽しそうだから、難しそうだから、社会と会社に価値を提供できるから、です。僕は今年36歳なんですが、55歳くらいまでは働けそうだなと思ったので2040年と言っています。

──経営者の中には早々にリタイアしたり、次の事業を立ち上げる人もいますよね。

僕はそのタイプではないんです。働くことが好きだし、早くリタイアしてハワイあたりで暮らしたいという考えは持っていない。働くのが好きだから長く続けたい。それならキリがよく2040年まであと20年くらいはやろうと、去年決めたんです。

素敵な人になりたいから、社長という役割をやっている

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──働くのが好き、楽しいという言葉が印象的です。仕事が楽しいと感じる理由はどんなことなのでしょう。

シンプルに、誰かが喜んでくれたら嬉しいからですね。お客さんはもちろん、従業員も。少なからずうちの会社には新卒もいて、せっかく入ってくれたのだから得るものがあって喜んで欲しい。

──それが清水さんの働く喜びにつながっているんですね。

そうですね。新卒の話で言えば、それなら長く会社が続いた方が嬉しいだろうし、創業者がコミットしたほうが喜んでもらえるでしょう、と考えるから、働く理由になります。

それに、僕は子供もいるので、そういう人に対して素敵な人間になりたいからという理由もあります。人として成長するには、経験値が必要ですよね。社長という役割は構造上さまざまな決断や経験ができるので、経験値がたまりやすいんじゃないかなと思って。その先に喜んでくれる人がいたら嬉しいという考えです。

──そういう考えは創業当時から持っていたんですか?

これは去年あたりからだと思います。会社の規模が25人、30人あたりになってから。10人くらいまでの規模ではチームという感じでしたが、規模が大きくなっていわゆる会社という感じになってきてから自分の役割や会社の展望についてもっと考えるようになりました。

嬉しい節目でしたね。会社の文化や哲学を考えるようになり、自分自身の成長の手応えも感じました。社長という人が会社のお金を自分の娯楽に使ったりアンフェアなことや不誠実なことをしたら社員はやる気をなくしてしまうじゃないですか。


──そうやって続けていったフクロウラボが20年目を迎える時、どんな風になっていたいと思いますか?

いろんな事業をやっていたいなと思います。僕はたったひとつの社会課題を事業で解決したいというよりは、テーマにはこだわりがなく、会社運営が好きな方なんだと思います。なので今の事業に限らず、いろいろなことをやりたいな、と。そもそもひとつのプロダクトで何十年も続く会社を作るのは難しそうですしね。

──そうしたら20年目のフクロウラボは今とは全く異なる事業を手掛けているかもしれないと。何人くらいになっているんでしょうね。

大きくなっていて欲しいですね。従業員数に対しても、3、4年前までは少人数で営業利益が大きい会社がイケてるなと思っていたんですが、そういう考えはなくなりました。もっとたくさんの価値を社会に提供するには、規模が大きくなる必要もあると考えているんです。

例えば、子会社がいくつかできてるといいなと思う。子会社ができるということは相応の価値を社会に生み出せたということですし、社員に与える機会を生み出せることでもあるので。

2021年は事業をむちゃくちゃ伸ばしたい

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──その足掛かりとして、今年2021年にやりたいなと思っていることはありますか?

もっと速くなりたい、もっと大きくなりたいと思います。まずは事業をむちゃくちゃ伸ばしたい。いい仕事をたくさんして、お客様の期待を超えて。そして、あたらしい事業の柱を作りたいなと思っています。

──新規事業ということですか。

そうですね。なので今年のフクロウラボは大変な一年になるのだろうと思います。それでもやることは変わらず、いい仕事をしよう、スピードを早くしよう、普通のことを高いクオリティでやろう、という当たり前のことを目指していきます。

──それがこれからのフクロウラボを作るんですね。

はい。よく、スタートアップ界隈では「差別化」という言葉を聞きますが、その近道はどれだけいい仕事をするか、それ以外にないと思っているんです。

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