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6年フクロウラボで働いて見つめてきた変化と未来

フクロウラボの事業開発室で働く片瀬 桂子さんと、管理部で働く中村 恵子さん。もともとご友人だったおふたりはフクロウラボに入社して約6年のベテラン社員。創業期にはバックオフィスの全てを担い、現在は新規事業の支援や採用広報の担当を務めるお二人に、これまでのフクロウラボのことを聞きました。

フクロウラボに入社したきっかけ

お話をきいた片瀬さん。

──今日は社歴の長いお二人に、フクロウラボのこれまでをお二人の視点で振り返っていただくという、年末らしいインタビューです。まずはお二人の関係をお伺いしたいのですが、フクロウラボに入社する前からお友達だったとか?

な:そうなんです。私たち、子どもが同じ幼稚園に通っていたお友達同士なんですよ。

か:出会いは今から9年前くらいですね。幼稚園で子どもが同じクラスになって、中村さんに私が声をかけました。フクロウラボで働く人はみんな中村さんがいつも笑顔でいるイメージを持っていると思いますが、これは会社に限ったことでないんです。一緒に市民プールに行こうと声をかけました。

な:片瀬さんは社交的で、どんな人にも臆せず話しかけられるタイプ。この時の私は専業主婦をしていて、ほとんどの時間を子どもと遊んで過ごしていたので、子育てのことならなんでも知っている片瀬さんは頼りがいのある存在でした。

──そんなお二人が同じ職場で働くようになったのは、どのようなきっかけからなのでしょう。

か:私はその時すでにフクロウラボで働いていたのですが、どなたか一緒に働いてくれる人を探している時でした。それで、中村さんに声をかけてみたのです。

な:幼稚園に子どもが入学したことで、まわりにもちらほら働き始める友達が増えてきました。まさか自分が働くことになるなんて思ってもみませんでしたが、「周りの人もやっているから、できるかな」と、片瀬さんに誘われるままに初めてのITベンチャーの世界に飛び込みました。

入社当初のフクロウラボは「超アナログ」

お話をきいた中村さん。

──その頃のフクロウラボのことを教えてください。2017年当時はまだ、働いているメンバーが10人ほどだったと聞きました。

か:私と中村さんでバックオフィスの全てを担うことになったのですが、当時はとにかく、「超アナログ」でしたよ。誰かが入社することになると、電気屋さんに行ってパソコンを買ってきて私たちで運んでいました。入社した方はパソコンのセットアップから始めるという。請求書の発行も、それまで清水さんがやっていたものをようやく私たちが引き継いだという状態でした。

な:会社の売り上げが上がるのに伴って、その請求書がどんどん増えていくんですよね。清水さんと有岡さんの間に挟まれて、エクセルに入力してそれをダブルチェックして……。

か:二人でアナログに作業することに限界を感じて、クラウド会計システムを導入しました。わからないことがあればクラウド会計システムのヘルプデスクに直接電話したりして。この体制のまま、25人くらいの規模まで頑張りました。

か:この頃からチームに名前がつきはじめて、会社が会社らしくなっていきましたね。「広告チーム」「営業チーム」と分業されていって。

な:それでもベンチャーらしい仲の良さは健在でしたね。ダーツが置いてあって、休憩中みんなで遊んだりしているのを見かけたな。

か:ミニ四駆のコースを作っていたこともありましたね。

懐かしのミニ四駆

最初の成長期を迎え、チームができてきた

な:それから4つ目の表参道のオフィスに移ったんですよね。その頃には経理のスペシャリストの方が入ってくださって、私はすごく安心しましたよ。もう、いつ間違えるんじゃないかとハラハラしていましたから。

──チームができてくると、会社の中のコミュニケーションにも変化があったのでしょうか。

か:私が感じたのは、代表の清水さんの変化です。もともととても面倒見がよくて、できるならば全ての仕事を把握して手助けしたいと思うタイプだろうに、この頃それを我慢して、見守るようになったなと思いました。成長機会をメンバーに与えるようにしていたのかなって。

な:それまでは清水さんの一声で様々な意思決定をされていたのが、経営陣のメンバーが増えたり、存在感が増して、経営陣の意思決定になったのも印象的です。

2022年秋から新オフィス移転、新規事業も本格化

──その表参道のオフィスから、この秋もう一度南平台の地に凱旋するように移転されましたね。とても広いオフィスで驚きましたが、お二人のご感想はいかがでしたか?

な:こんなに広くてきれいなの!? という驚きが半分、嬉しさが半分でした。天井も高いし、フロアも広々としていて狭さを全く感じません。

か:このオフィスのことを清水さんから聞いた時「キャッチボールができるよ」と言われたんですが、本当にできる広さなんですよね。それに、前のオフィスは高速の揺れが伝わって、時々揺れてたんです(笑)。今はもう揺れないのがお気に入り。私も中村さんも創業期のオフィスを知っているので、「またここに戻ってきたな」という感慨もあります。

本当にキャッチボールができそう。


──人数もかなり増えて、会社の規模もまた大きくなりましたね。最近もフクロウラボで変化を感じるのはどのような点ですか?

か:どんどん新しい人が入社してきてくれることですね。1ヶ月に2,3人は増えているので、この広々したオフィスもすぐ埋まってしまいそうです。

な:今でも顔を覚えるのが大変なくらいなのに! 大きなオフィスに移転したけれど、雰囲気は今までと同じく粛々と仕事に向き合っているという感じです。みんな嬉しいんでしょうけど、それと同じくらいIPOの準備が忙しいのでしょうね。

か:そうですね。私は今年の7月に異動して、新規事業チームのメンバーがすごく頑張っているのに表にその大変さを出さず、粛々と、黙々と仕事をしていることに感動してしまいました。新規事業だからぶつかる壁や、予測していなかったこともたくさんあるだろうに。これはフクロウラボのカルチャーなのかもしれません。

な:確かに。清水さんがそういうタイプですもんね。片瀬さんは、そういうメンバーに何か意識して働きかけていることはありますか?

か:「頑張ってるね」「大変だったね」と声をかけています。小さなことですが、それで少しほっとしてくれたらいいなと思って。中村さんは全社のコミュニケーションを促すイベントを運営されていますが、何か気を付けていることはありますか?

な:せっかく入社してくれた人が寂しい思いをしないように、少しでも顔がわかる人を作れるように社内イベントをやっています。気が合いそうなメンバーを見つけて距離が近くなるようにしてみたり。忙しいみなさんに声をかけるのに遠慮を感じることもありますが、規模が拡大するのに仲良くなれることは欠かせませんから。

か:確かにそうですね。長い間フクロウラボのメンバーを見ていると、長く会社で働いてくださる人は、コミュニケーション上手だったり、会社に馴染むのが早いような気がします。こういう社内イベントも、会社に馴染んで楽しく働けるコツですね。

決断の連続が作ってきた未来

──あらためてこの5,6年を振り返ってみていかがですか?

か:あっという間でしたね。そのあっという間の中でも自分の業務が少しずつ変わって、成長できたのを感じられます。会社も、こうしてあらためて振り返ってみるとオフィスも大きくなって、人も増えて、IPOを目指して本格的にアクセルを踏み始めた。必要な変化に富んだ5,6年だったと思います。

な:この驚くべき変化の背景に清水さんの決断力があるのだなと実感させられもします。前々回は、引っ越した瞬間に次のオフィスを探し始めていたくらい、いつも未来を見据えて決断していくところ、すごいなって思います。目の前の業務を追って行ったら、その未来にいつの間にかついて来れたという感じです。

か:フクロウラボのことを考えると、あっという間だったなと思うのですが、一方で子どもはもう小学六年生になりました。それを考えると、すごい月日が流れたんだなと思います。子育てをしながら働くのにも、フクロウラボはとてもいい環境でした。特に制度があるわけではないけれど、「やることさえやってくれていればいいよ」という雰囲気のおかげで子どもの長期休みや体調に合わせて無理なく働くことができました。

な:私は子どもの体調不良などでやむを得ず休む時に「休みます」が言いやすかったのに助けられました。Slackに投稿するだけで、「OK!」というスタンプが返ってくる。とても気が楽だったな。

──これからの展望についてもお聞かせください。どんな風にフクロウラボで働いていきたいですか?

か:私は子どもがひとりなので、どんどん手が離れていく一方なんです。その分どんどん仕事に関わっていきたいなと思います。まずは私にできる仕事を見つけて、無理せず働いていきたいです。

な:私も、今まで通り楽しく、無理なく仕事を続けたいと思います。会社で働くことが子育ての息抜きにもなっているので、今のようなライフスタイルを続けていきたいなと思います。

——会社についてはいかがでしょう? どんな未来を想像していますか?

な:社員が100人になるまでのお手伝いを全力でしていきたいと思います。採用広報や社内イベントの運営を通して、仲間を呼び込む力になれたらなと思います。

か:私は、夢見ていることがあるんですよ。上場した時って、鐘を鳴らすじゃないですか。フクロウラボが上場する時には、きっとそれをオフィスに中継して、盛り上がるんだろうなと思うんです。それをみんなで見て、ワーッと盛り上がる場に私も立ち会いたい。それまでに起こる変化を楽しみながら頑張っていきたいと思います。

(写真・文:出川 光)

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