朝から思わず笑顔になっちゃった、おもしろアイスブレイク紹介
毎日オフィスで顔を合わせていた頃は、雑談の中でメンバーの人柄に触れることがありました。今はリモートワークの日が増えて、メンバーの声が入ってきません。今だからこそ、朝礼のアイスブレイクは人間性を知れる貴重な時間になりました。
今回は、実際のアイスブレイクはどんなことをやっているのか、特にユニークだった2つを紹介したいと思います。
アイスブレイクのテーマ
朝礼は、担当になった人が話す5分間のアイスブレイクから始まります。担当は毎日交代制で、全員が担当します。ダラダラしないで意味のある5分にしよう、という狙いから「メンバーの人間性、その人の興味がわかる」テーマを話すことになっています。
話している担当以外のメンバーは、チャット機能を使って質問したり、共感したり、ツッコミを入れたりと画面上でも交流があります。
フクロウラボの朝礼は、固くなりすぎず、和気あいあいとした、アットホームな雰囲気です。
動画の完成度が高すぎる
ただ話すだけではなくZoomの画面共有機能を活用して、資料を見ながら話すプレゼン形式のアイスブレイクが増えてきました。
その中でも、ぴったり5分間の動画を作って、まるでミニ番組のようなある映画の紹介をしてくれたメンバーがいました。映画監督の過去の作品、俳優さん、もちろん映画のストーリーなども盛り込まれた内容です。動画編集ソフトを駆使し、自分のコメントやイラスト素材を入れて、手の込んだ資料になっていました。
なぜ、ここまですごい動画を作ったの?と聞いてみたら、
「だって、みんなにウケると嬉しいですからね。YouTubeの動画を参考に作ってみました。自分でも動画を作る楽しみを覚えちゃったので、次回のアイスブレイクでも作りますよ。」
みんなを楽しませたい一心で、休みの日まるまる費やして作成してくれたそうです。なんて真面目な人なんだ。
アイスブレイクの題材が、ユニークすぎる
自宅を舞台にした個性的なアイスブレイクの例では、リモートワーク中、自宅のモノや可愛いペットをZoom画面に映しながら、紹介する人などが過去にいました。しかしその記録を更新する斬新なアイデアが登場。自宅キッチンからアイスブレイクを行うシリーズが始まったのです。
1回目は、ミキサーを使って野菜スムージーを作る。2回目は、バニラアイスからフレンチトーストを作る。自ら料理して、実況中継もする忙しさ。
始まった瞬間から、「5分で終わんないぞ、急げ」と周りのメンバーはチャットで急かす。「頑張れー」と応援する。とにかく温かく優しい目で、料理風景を見守りました。どんな朝礼なんだか(笑)。
目的の、人間性はみんなに伝わったのでしょうか。
彼は、ラップをお皿代わりにするようなちょっと面倒くさがりなタイプで、実は調理師免許も持っているらしい。という仕事上では絶対に触れることがない、メンバーの一面を知ることができました。
なぜ、アイスブレイクで料理してみたの?と聞いてみたら、
「芸能人がスムージーを作る動画配信を見て、自分でもできそうだな。5分で作ることを目標に紹介したら面白いかな、と思いついてやってみました。怒られなくて良かったです(笑)。みんなからの反響が良くて、2回も行うことができました。」
自宅キッチンからの生配信は、自然と笑いが起こりました。その日は、朝から楽しいものが見れて、気分良く仕事が進みましたね。またやらないの?という声が聞こえてくるほど、心に残る伝説のアイスブレイクでした。
みんなのアイスブレイクには、豆知識やクスクス笑えるネタが詰め込まれています。そもそも、なぜそこまで本気になるのか。
皆さんのお時間(5分×人数分)をもらっているので、やっぱりちゃんとしたものにしなきゃと思って事前に準備をしています。と話してくれたメンバーがいました。
この記事を書くためにアイスブレイクの裏話を聞いてると、「毎回緊張しちゃう、けど頑張る!」と、どのメンバーからも前向きな回答をもらいました。周りの人を楽しませることに真剣に向き合っていて、その真面目さに本当に驚きます。
毎朝、楽しい気持ちになってから、1日の業務が始まります。この幸せな習慣、ずっと続けていたいですね。
(文章:中村 恵子)