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どんどんコード書こうぜ!フクロウラボのマネージャーが新人に伝えたいこと

桜満開出迎えた新年度。今日からあらたな職場や環境に入る人や、初めて会社に入る人もいるかもしれません。フクロウラボで働く渋谷秀行(しぶや・ひでゆき)さんに「新人に伝えたいこと」を聞きました。

働く場所は知識を吸収できるところ

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──もうすぐ新年度が始まりますね。2022年卒の方にとっては初めての社会人生活のスタートでもあります。今日は、最近マネージャーになられた渋谷さんに、新卒の方にも参考になるようなお仕事の向き合い方を聞いてみたいと思います。以前インタビューをしたことがありますが、あらためてこれまでのキャリアを教えてください。新卒ではどのように会社を選んだのですか?

私が新人だったのは15年前のことです。就職活動は売り手市場。そういう意味では今と似ているかもしれません。インターネット業界でははじめのITバブルが落ち着いて、ECや検索エンジンの会社が伸びを見せていました。専門学校では情報処理全般の知識を学びましたが、ネットの会社が伸びる予感を感じてスタートアップに就職しました。

──その予想は見事に当たったということですね。最初の会社はいかがでしたか?

スタートアップで、社員10人くらいのいわゆる体育会系の企業でした(笑)。ここで中小企業がどんなものなのか中身を知った、という感じで。当時は体育会系の会社も当たり前にあって、徹夜でリリースをしたことも。

──徹夜ですか!

当時の話ですけどね。一度リニューアルをする時に大きな不具合が見つかって、リニューアル前の状態に戻すか解決するかの選択を迫られる状況になった時は大変でした。事態が収まってからみんなで安い中華の食べ放題に行って「すごかったねえ」と労って。仕事は厳しかったけれど、いいチームに恵まれましたし、社会人のいろはを教えていただいたのでよかったと思っています。結局、12年ほどここに在籍していました。

──12年はかなり長いですよね。そこから転職を決意されたのはなぜだったのですか?

それまでの会社で一通りやりたいことができたことが大きな理由です。データベースのチームでその知識を得て、その後コーディングもすることができたので、また新しいことを学ぼうと思ったんです。チーム開発ができることを軸にひとつアプリの企業を経て、フクロウラボに入りました。

──チーム開発を軸にしようと思ったのはどうしてですか?

データベースやコーディングの知識は得ることができたので、次はチームで開発する知識や経験を得たいと思ったのです。今はシステムの設計ができるようになること、最近就任したマネージャーとしての知識を吸収したいなと思っています。

──毎回なにか学びを得るようにキャリアを決めているんですね。

はい。働く場所は、同時に知識を吸収できる場所だとも思っています。新人として配属されたら研修で思う存分知識を吸収することができますし、新人以降もたくさん新たなことに出会うことができますからね。

フクロウラボのマネージャーが通る道、「マネージャー道場」

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──フクロウラボでマネージャーに就任されて、どんな風に知識を吸収されているのですか?

ありがたいことに「マネージャー道場」なる、マネージャーになるための研修があって、8回にわたってしっかりとマネージャーになるための知識を社外から経験者を招いて教えていただきました。まさにマネージャーとは何たるかがわかる研修で、百数個のマネジメントの型、実践を学ぶことができました。

──なかでも印象に残っていることがあれば教えて下さい。

ティーチングとコーチングの違いについて学んだことです。メンバーが自主的にひらめくように質問をすることで成長を促すコーチングでは、質問の仕方によって返ってくる言葉が明らかに変わっていく様子に驚きました。

──かなりマネジメントに役立つイメージが湧きますね。実際のマネジメントはいかがですか?

難しいですね。評価しないといけない立場なのですが、手を動かした数を計測するのがけっこう難しい。リリースの中身やチームとして改善できた点を評価しようとしているのですが、3人のメンバーでも手一杯です。正解がないマネジメントの難しさを思い知らされています。ジュニアのメンバーが自走できるようになったらひとつのゴールだと考えて頑張っていこうと思っています。

新人に伝えたい「仕事の背景を知ること」

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──マネージャーの視点になると、新人時代の働き方についても新たに気づくことがあったのではないでしょうか。

はい。マネージャーになってみて、「あの時上司はこうしてほしかったんだな」とわかったことがたくさんありました。最も大きなものが、「仕事の背景を知ること」です。

──仕事の背景、ですか。

例えば機能追加のタスクを渡されたとして、なぜその機能を追加する必要があるのか、それが会社や事業にとってどんな良いことをもたらすのか、その機能が組み込まれるシステムは何のために作られたのか、などが背景です。これがわからずにただタスクをやるだけでは何ができた時点でタスク達成なのか、どうするとより良いものになるのかがわからないんです。

──確かに。けれど、新人がそれを察するのは難しいですよね。

そうなんです。そこで大切になってくるのが、上長や仲間にそれを聞ける関係になることです。挨拶をきちんとしたり、コミュニケーションをこまめにとるだけでそういった自分ではわからないことを聞けるようになります。私の場合はとにかく挨拶を徹底して、ご飯に誘われたらなるべく行くようにしていました。

──確かに、気軽に聞くことができたら仕事の深みが増しそうですね。今後フクロウラボのエンジニアチームに新卒の方が入ってくるとしたらどんなことを伝えたいですか?

「どんどんコード書こうぜ!」ですね。せっかく入社したのなら成長していただきたいし、実践が一番成長しやすいと思うので。

──ベンチャー企業ならではの成長機会ですね。最後に、渋谷さんがマネージャーとして目指していることを教えて下さい。

私のマネジメントは「口は出さずに責任はとる」。できるだけ自由にやっていただいて、まかせていきたいと思っています。私自身は、各メンバーが持っている悩みや課題を解決できるマネージャーになって、ひとりひとりが自走できる状態にできたらと思っています。

(写真・文:出川 光)

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